マコモ菌

マコモ菌とは?その100年の歴史と腸活効果。都市伝説ではなかった?

「知人から『マコモ菌が体に良い』と勧められたけれど、実際のところ何が良いの?」
「マコモ茶やマコモ湯という言葉を聞いて興味を持ったから、詳しく知りたい!」

健康や美容に関心の高い方々の間で、密かに、しかし熱烈に支持を集め続けている「マコモ菌」。古来より神事で大切にされてきた「真菰(まこも)」という植物をベースに生み出されるこの菌は、過酷な環境を生き抜く強さを持ち、私たちの腸内環境を力強くサポートしてくれる心強い存在です。

一方で、いざネットで検索してみると「マコモ菌は嘘」「存在しない」といったサジェスト(検索候補)や、少し不思議な噂話を目にして、「もしかして都市伝説なの?」と戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ご安心ください。マコモ菌は決して迷信や都市伝説ではありません。実は、100年もの歴史と、「Bacillus subtilis ON-1」という独自の学術名を持つ、実在する菌なのです。

この記事では、「マコモ菌に興味があるけれど、正しい情報が知りたい」という方に向けて、マコモ菌誕生の歴史から、最新の腸活トレンド「短鎖脂肪酸」との深い関係、そしてマコモ菌で発酵させることによって劇的にアップする真菰の栄養価の秘密まで、徹底的に解説します。

記事の後半では、多くの方が陥りがちな「マコモ菌とクロボ菌の混同」や「真菰の草そのものにマコモ菌がいる」といった”よくある勘違い”の真相についても解き明かしていきます。また、毎日手軽にマコモ菌を取り入れる方法もご紹介します。

「本物の腸活」の第一歩として、マコモ菌の本当の姿を一緒に見ていきましょう。

 

目次

1. マコモ菌とは?100年の歴史を持つ独自開発菌「Bacillus subtilis ON-1」

顕微鏡で撮影されたマコモ菌

ここからは、マコモ菌がどのような菌で、何を原料に、どのような歴史を経て生まれてきたのかを詳しく見ていきましょう。

1-1. 神が宿る草「真菰(まこも)」とマコモ菌の関係

マコモ菌の原料となっているのは、「真菰(まこも)」というイネ科の大型多年草です。真菰は水辺に自生し、草丈は2メートルを超えることもある力強い植物で、「古事記」や「日本書紀」にもその名が登場するほど、日本人にとって古くから身近な存在でした。

無農薬で育てられたイネ科の植物の真菰。高さは、2メートルを超えている。

稲作が日本に広まるよりも前から、真菰は衣食住のさまざまな場面で活用されてきた歴史があります。そして、出雲大社をはじめとする全国の神社の神事に用いられるなど、「神が宿る神聖な草」として、人々の暮らしと文化に深く根付いてきました。

出雲大社の涼殿祭で、宮司の歩く前に敷かれた真菰の草。

昔の人々は、真菰を生活に取り入れたときの実感や、水を澄んだ状態に整えていく真菰の力を目にして、そこに何か神秘的なものを感じ取っていたのかもしれません。その名残は現代にも残っており、真菰を浴槽に浮かべる「マコモ湯」や、葉を煎じて飲む「マコモ茶」など、さまざまな形で親しまれています。

乾燥させた真菰の葉や茎を急須に入れ、お湯で煮出している様子

マコモ菌は、こうした神聖で生命力にあふれる真菰の草を土台として、特別な工程と環境のもとで生み出される菌です。つまり、マコモ菌を理解するためには、まずその原料である真菰そのものが、日本人にとってどれほど特別な植物であったかを知ることが欠かせないのです。

1-2. マコモ菌はいつからある?小野寺広志氏による発見と学術名の由来。

マコモ菌を発明した小野寺広志氏の晩年の写真

マコモ菌が誕生したのは、今からおよそ100年前のことです。株式会社リバーヴの創業者である小野寺広志氏が、真菰という植物に魅了され、長年にわたる研究と試行錯誤を重ねた末に、独自に発見・開発した菌こそが「マコモ菌」です。(※写真は晩年の小野寺広志氏)

マコモ菌の芽胞のイメージ

生物学的には、マコモ菌は「細菌(バクテリア)」の中の「枯草菌(こそうきん)」というグループに分類される菌の一種です。枯草菌は、外部の環境から自らを守るために「芽胞(がほう)」という硬い構造を作り出す性質を持つことで知られています。

Bacillus subtilis ON-1 とは、小野寺氏が発見した菌という意味

そして、学術的にはマコモ菌は「Bacillus subtilis ON-1」という名称で正式に登録されています。この名称の最後についている「ON」という文字は、偶然のものではありません。これは、マコモ菌を発見した小野寺(Onodera)氏の名前にちなんで付けられたものなのです。発見者自身の名前が、そのまま学術名の一部として今も刻まれています。

このことは、マコモ菌がひとりの研究者の人生をかけた探求の成果として、科学の世界にしっかりと記録された存在であることを物語っています。神話の時代から「神の草」と呼ばれてきた真菰。その真菰から、約100年前に小野寺広志氏の手によって生み出されたマコモ菌は、古来の神秘性と、近代の科学的な裏付けの両方を併せ持つ、稀有な菌であるといえるでしょう。

1-3. マコモ菌の誕生物語(マンガで学ぶ、誕生秘話)

では、小野寺広志氏はどのようにしてこの「ON-1菌」を発見するに至ったのでしょうか? 約100年前、まだ現代のような科学技術や分析機関が発展していなかった時代。小野寺氏は真菰の持つ力に魅せられ、途方もない情熱と労力をかけて研究に没頭しました。

ここでは、マコモ菌が誕生するまでの知られざる軌跡と、発売当時の歴史を感じる貴重なパッケージ(復刻版)を、わかりやすい漫画形式でご紹介します。

マコモ菌の誕生物語
  1. マコモ菌が誕生したきっかけは、創始者が子供の頃に目の当たりにした水鳥の治療法だったのです…。
自然の中で鳥や小動物と遊ぶ、少年時の小野寺広志氏
  1. マコモ菌の発見者、小野寺広志は幼少の頃から腕白に育ち、毎日、沼や湖に出かけては小動物や水鳥との遊びに明け暮れていました。
白鳥がハンターに撃たれるのを目撃した少年時の小野寺広志氏
  1. ある日、いつものように沼で遊んでいると、一羽の白鳥がハンターによって羽を撃たれ、傷を負っているところを目撃しました。
白鳥が真菰の草を使って傷の治療をしているのを観察している少年時の小野寺広志氏
  1. 傷ついた白鳥をハンターから守るため、見守っていると、その白鳥は真菰の草をグチャグチャと噛んでは、傷口に運んでいたのです。
傷が治って、仲間の白鳥と共に飛び立っていったのを見た少年時の小野寺広志氏
  1. その後も、傷ついた白鳥は同じ仕草を続けていると、見る見るうちに傷口は回復し、数日後、仲間の白鳥と共に大空高く飛び立っていきました。
真菰の草の不思議な力に気づいた少年時の小野寺広志氏
  1. 白鳥の一連の光景を目の当たりにした広志少年は、「真菰の草には、何かがある」とひらめきました。まさに、これがマコモ菌誕生のきっかけだったのです。
真菰の草で様々な実験をしている小野寺広志氏
  1. ここから広志少年の真菰の研究が始まりました。実験した植物は、2700余種類。同時に菌類をはじめ昆虫、動物、そして人に対する研究にも余念がありませんでした。
  1. そして、果てしない努力の末、発見されたのがマコモ菌「Bacillus subtilis ON-1」です。この菌は、真菰の草に存在している菌ではありません。真菰の草を母体として発生する特殊な菌です。
マコモ菌が配合されたマコモ粉末が「生活改善資料」として製品化された
  1. マコモ菌を発明した小野寺広志は、真菰の草をマコモ菌で発酵させた商品、「発酵マコモ粉末」を開発し、多くの人たちに支持されました。(※当時の商品名は、生活改善資料。写真は当時をリメイクしたもの)
晩年の小野寺広志氏
  1. 小野寺広志は、生涯をマコモ菌研究に費やしました。平成5年、その生涯を閉じましたが、広志氏の想いは後世に受け継がれ、現在も当時と変わらない製法でマコモ菌を生成しています。

過酷な環境と情熱の末に生み出されたこのマコモ菌は、その後100年にわたり、当時の製法を一切変えることなく現代へと受け継がれています。

2. 腸活の救世主!マコモ菌が持つ驚きの特長と効果・効能

体力と能力をチェックされているマコモ菌

マコモ菌が単なる「歴史ある発酵菌」というだけでなく、現代の腸活において注目されている理由は、その類まれな身体的特性にあります。ここでは、マコモ菌がなぜ腸活の心強い味方となるのか、その科学的な特長を詳しくご紹介します。

2-1. 過酷な環境を生き抜く「芽胞(がほう)」が、胃酸に負けず腸まで届く

私たちが口から摂取した菌が、どれほど優れた働きを持っていたとしても、その多くは「胃」という関所を通過できなければ、腸に届く前に力尽きてしまいます。胃の中は非常に強い酸性環境であり、一般的な乳酸菌などはこの胃酸によって、その大半が死滅してしまうといわれています。しかし、マコモ菌には、この胃酸の関所を突破するための、特別な仕組みが備わっています。それが「芽胞(がほう)」です。

マコモ菌が胃に向かって突入するイラスト

芽胞とは、菌が過酷な環境に置かれた際に、自らの中心部分を硬い殻のような構造で覆い、休眠状態になることで身を守る生存戦略です。まるで硬い種子の中に閉じ込められることで、芽が出る時期をじっと待つ植物のように、芽胞状態のマコモ菌は、過酷な環境をやり過ごし、再び活動に適した場所(腸内)に届いてから、目覚めて活動を始めるのです。

芽胞によって胃酸でも死なないマコモ菌たち

マコモ菌の特許情報には、このON-1菌が、最低生育pH1.0という、非常に強い酸性環境でも生存可能であることが記録されています(※1)。一般的に、強酸性であるpH1.0前後は胃酸とほぼ同じレベルの強さとされており、この数値は、マコモ菌が持つ並外れた耐久性を裏付けるものといえるでしょう。

このように、芽胞という鉄壁の鎧をまといながら、菌自体も極限の酸性環境に耐えうる性質を持つマコモ菌だからこそ、胃酸という最大の関所に負けることなく、生きたまま腸内へと送り届けられるのです。

2-2. 腸内では、善玉菌の活動をサポート

腸内の土台作りをするマコモ菌たち

胃酸の関所を無事に通過したマコモ菌は、腸内に到達すると、休眠状態から目覚めて活動を始めます。ここからが、マコモ菌の本領発揮です。
マコモ菌は好気性の菌、つまり活動する際に酸素を必要とする性質を持っています。腸内に届いたマコモ菌が酸素を消費しながら活動することで、腸内の環境は、酸素を嫌うビフィズス菌や酪酸菌といった善玉菌たちにとって、より過ごしやすい環境へと整えられていきます。

これは、いわば畑の土を丁寧に耕し、他の植物の種が育ちやすい土壌を作る「土壌づくり」のような役割といえるでしょう。
このように、マコモ菌は自分自身が腸内で目立った主役として振る舞うのではなく、もともと腸内にいる善玉菌たちが、より元気に働けるような環境を整える「調和役」として機能していると考えられています。

(※製造元のリバーヴ社調べでは、マコモ菌がレジオネラ菌の増殖を抑えるという報告もあります。)
(※1)出典・参照データ:https://patents.google.com/patent/US4278690A/en

3. マコモ菌だけじゃない?真菰の食物繊維も重要なサポート役だった

真菰の草を丸ごと食べている様子

ここまで、マコモ菌そのものの特長についてご紹介してきました。しかし、マコモ菌の原料である真菰には、菌だけでなく、もうひとつの重要な腸活サポート役が存在します。それが「食物繊維」です。

3-1. なぜ食物繊維が良いの?最新の腸活トレンド「短鎖脂肪酸」の重要性

「食物繊維は腸に良い」というのは、もはや広く知られた話かもしれません。しかし、近年の腸活研究では、食物繊維そのものの働き以上に注目されているキーワードがあります。それが「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」です。

善玉菌が食物繊維から短鎖脂肪酸を生成する様子

短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が食物繊維などを分解・発酵する過程で作り出す「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」などの成分の総称です。短鎖脂肪酸は、大腸のエネルギー源として働いたり、腸内に生息する善玉菌が活動しやすい環境を整えたりと、毎日のスッキリとしたリズムを内側からサポートする「腸活の鍵」として近年大きな注目を集めています。

腸内で発酵しやすい食物繊維

そして、ここで重要なポイントがあります。短鎖脂肪酸を生み出すためには、ただ食物繊維を摂取するだけでなく、その食物繊維が「腸内細菌によって発酵されやすい」状態であることが鍵となるのです。つまり、せっかく食物繊維をたくさん摂っていても、それが腸内細菌のエサとしてうまく活用されなければ、その恩恵を十分に受け取れていない可能性があるということです。

3-2. すでにマコモ菌で発酵済み!マコモ粉末が最高の腸活サポートになる理由

では、食物繊維を「腸内細菌に発酵されやすい状態」で摂るには、どうすればよいのでしょうか。 ここで思い出していただきたいのが、真菰という植物そのものが持つ、もうひとつの顔です。真菰は、すでにマコモ菌によって発酵された状態の粉末として摂取することができます。

腸内細菌が、硬い食物繊維の真菰を分解する様子

一般的に、植物の食物繊維は、硬い細胞壁にぎゅっと閉じ込められた状態になっています。この硬い構造のままでは、腸内細菌が分解するのに時間がかかったり、うまく活用されなかったりすることがあります。しかし、マコモ菌による発酵という工程を経ることで、真菰の硬い細胞壁の構造はあらかじめ分解され、より細かく、柔らかい状態に変化します。

マコモ菌が真菰の草の食物繊維を分解している様子

いわば、マコモ菌が私たちの体の中で行われる消化の一部を、あらかじめ「外側で」済ませてくれているようなイメージです。このように、すでに発酵という工程をくぐり抜けた真菰の食物繊維は、硬い繊維が低分子化され、腸内細菌が短鎖脂肪酸を作りやすい状態になることが期待できます。「食物繊維をしっかり摂りたい、けれど、できるだけ腸に活かされる形で摂りたい」という方にとって、マコモ菌によって発酵されたマコモ粉末は、まさに理想的な選択肢のひとつといえるでしょう。

4. 数字が証明する発酵の力!真菰(まこも)発酵前後の栄養価比較

マコモ菌で発酵前と発酵後の栄養の差がわかるグラフ

ここまで、マコモ菌そのものの強さや、食物繊維と短鎖脂肪酸の関係についてご紹介してきました。最後に、発酵という工程によって、真菰という植物自体にどれほどの変化が起きているのか、具体的な数字で見ていきましょう。

4-1. マコモ菌で発酵する前の真菰粉末と、発酵後のマコモ粉末の成分比較

百聞は一見に如かず、ということで、まずは発酵前(真菰の草をそのまま乾燥・粉末にしたもの)と、発酵後(マコモ菌によって発酵させたもの)の栄養成分を、可食部100gあたりで比較した数値をご覧ください。

栄養素
(ミネラル)
発酵前
(真菰の草)
発酵後
(マコモ菌)
亜鉛
0.2mg
6.46mg
鉄
0.2mg
43.9mg
カルシウム
240mg
536mg
マグネシウム
8mg
115mg
銅
0.02mg
0.7mg
栄養素
(ビタミン)
発酵前
(真菰の草)
発酵後
(マコモ菌)
ビタミンB12
0μg
83μg
ビタミンB1
0.04mg
0.09mg
ビタミンB6
0.08mg
0.14mg

いかがでしょうか。例えば鉄は0.2mgから43.9mgへ、ビタミンB12は検出されない状態(0μg)から83μgへと、発酵前後でこれほど大きな差が生まれています。

これは、もともと真菰という植物が持っていなかった栄養素を、マコモ菌が発酵という働きを通じて、新たに生み出してくれているということを意味しています。乾燥させただけの真菰粉末と、マコモ菌で発酵させたマコモ粉末とでは、いわば全く別の食品と言えるほどの違いがあるのです。 (※比較表は、株式会社リバーヴの調査によるもの)

4-2. 一石二鳥!増えたミネラルを無駄なく吸収する「短鎖脂肪酸」との相乗効果

ここで、ひとつ注目していただきたい、嬉しいポイントがあります。それは、発酵によって増加したミネラルと、これまでご紹介してきた「短鎖脂肪酸」の、相性の良い関係です。

鉄やカルシウム、亜鉛などのミネラルは、私たちの体内では作り出すことができない栄養素です。そのため、毎日の食事などから、外側からしっかりと取り入れる必要があります。発酵によってミネラルが豊富になったマコモ粉末は、まさにこうした「自分の体内では作れない栄養素」を補うための、心強い存在だといえるでしょう。

マコモ菌の発酵によって、鉄分、カルシウム、亜鉛、などが増量している様子

そして、せっかく豊富なミネラルを取り入れても、それが体にしっかりと吸収されなければ、もったいないことになってしまいます。ここで活躍するのが、前の章でご紹介した「短鎖脂肪酸」です。短鎖脂肪酸には、カルシウムや鉄、マグネシウムといったミネラルが腸内で吸収される働きをサポートするとされています。
つまり、マコモ菌によって発酵されたマコモ粉末を摂取することは、

1

発酵によって豊富になったミネラルを取り入れられる

2

同時に、真菰の食物繊維がもとになって生まれる短鎖脂肪酸が、そのミネラルの吸収をサポートしてくれる

という、いわば一石二鳥の働きを期待できる、理にかなった選択だといえるのではないでしょうか。ミネラルそのものを摂ることはもちろん大切ですが、「摂ったものが、ちゃんと体に活かされる状態であるか」という視点も、これからの腸活においては欠かせないポイントなのかもしれません。

5. 検索の「嘘」「クロボ菌」とは?マコモ菌に関するよくある2つの勘違い

「マコモ菌」と検索すると、「嘘」、「存在しない」、「スピリチュアル」、「科学的根拠」、「クロボ菌」などがサジェストで表示される

マコモ菌について検索していると、「マコモ菌 嘘」や「マコモ菌 存在しない」、「マコモ菌 スピリチュアル」といった言葉が検索候補として表示されることがあります。また、「クロボ菌」という別の菌と混同して語られているケースも少なくありません。

こうした言葉に出会って、不安を感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これらはいずれも「誤解」から生まれた情報です。ここでは、マコモ菌についての代表的な2つの勘違いを、一つひとつ丁寧に解説していきます。

5-1. 勘違い①「真菰の草にマコモ菌がいる」は嘘!(サジェストの真相)

まず最初によくある誤解が、「真菰(まこも)という植物の草の中に、もともとマコモ菌が住んでいる」というものです。結論から申し上げると、これは事実ではありません。

分かりやすいたとえで言えば、「大豆の中に、もともと納豆菌が入っている」とは言えないのと同じです。大豆はただの大豆であり、そこに特定の製造工程で納豆菌を加え、発酵させることで初めて「納豆」になります。マコモ菌も、これとまったく同じ関係にあります。真菰の草はただの植物であり、そこに株式会社リバーヴの特許製法による特別な発酵工程を経て、初めてマコモ菌(Bacillus subtilis ON-1)が生み出されるのです。

大豆と納豆の画像

では、なぜ「真菰の草にマコモ菌がいる」という誤解が広まりやすいのでしょうか。その理由のひとつが、言葉の読み方にあります。「真菰(まこも)」という植物の名前と、「マコモ菌」という菌の名前は、どちらも「まこも」という読み方を共有しています。このため、「まこも=マコモ菌が入っているもの」という誤ったイメージが生まれやすく、勘違いをさらに助長してしまっているのです。

真菰とマコモ菌の違いがわからず、勘違いしている女性

「マコモ菌は嘘」「存在しない」という検索ワードが生まれた背景には、こうした言葉の混乱が深く関わっていると考えられます。マコモ菌は、記事の冒頭でご紹介した通り、「Bacillus subtilis ON-1」という正式な学術名を持ち、特許情報(※1)にもその名称や特性が明確に記録されている、科学的に実証された菌です。「嘘」でも「都市伝説」でもありません。

5-2. 勘違い②「マコモ菌とクロボ菌は同じ」は間違い!菌の構造の決定的な違い

もうひとつの代表的な勘違いが、「マコモ菌」と「クロボ菌」を同じものとして混同するケースです。

クロボ菌(学術名:Ustilago esculenta)とは、生きている真菰の茎に寄生することで、茎の一部を肥大化させ、「マコモダケ」という食材を形成させる菌のことです。中華料理などでも使われる食材として、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

クロボ菌により、茎の一部が肥大化した真菰

一見すると「どちらも真菰に関係する菌」ということで混同されやすいのですが、マコモ菌とクロボ菌は、生物の分類上、まったく別の存在です。マコモ菌(Bacillus subtilis ON-1)は「細菌(バクテリア)」の仲間であり、収穫後の真菰を発酵させる過程で生まれます。一方、クロボ菌(Ustilago esculenta)は「真菌(カビやキノコの仲間)」に分類される、全く異なる生き物です。

茎の一部が肥大化した真菰の、肥大化した部分は、マコモタケと呼ばれ、中華料理などに使われる

分かりやすくいえば、「牛」と「魚」を同じ動物と呼ぶほどに、根本的に異なる存在と言えます。また、クロボ菌は生きている真菰に寄生して初めて機能する菌である一方、マコモ菌は収穫・加工後の真菰を原料とした、特別な発酵工程によって生み出される菌です。活動する場所も、タイミングも、働きも、何もかもが異なります。

「マコモ菌=クロボ菌」という誤解のもとで語られている情報には、科学的な根拠がありません。マコモ菌についての正しい情報を得るためには、製造元や学術的な裏付けのある情報源を確認されることをお勧めします。

まとめると、下記のようになります。

名称
菌の種類
マコモ菌
細菌(バクテリア)の中の
枯草菌
クロボ菌
真菌(カビ等)の中の
担子菌(キノコの仲間)

6. 【独自取材】100年変わらぬ製法。製造工場長が語るマコモ菌づくり

発酵真菰の製造工場の工場長、菅原氏

ここまで、マコモ菌の科学的な特性や、腸活における役割についてご紹介してきました。しかし、「マコモ菌がどれほど優れた菌であるか」を理解した上で、次に気になるのは「では、そのマコモ菌は、どのような環境で、誰の手によって作られているのか」という点ではないでしょうか。

今回は、ここまでご紹介してきた驚きのパワーを秘めた「マコモ菌」を実際に生成している、株式会社リバーヴの工場を独自取材。製造部「蘇生係」の工場長として、最も重要な発酵工程の責任者を務める菅原正浩氏に、製造現場のリアルな声を伺いました。

6-1. 100年前から受け継がれる伝統の製法と徹底した品質管理

ビニールハウスで乾燥している真菰の草

1966年、宮城県気仙沼市生まれの菅原氏は、長年にわたってマコモの製造現場に携わってきたベテランです。100年の歴史を持つ伝統的なマコモ菌は、すべて菅原氏をはじめとする気仙沼の職人たちの手によって作られています。マコモ菌が生成されるまでの工程は、想像以上に手間のかかるものです。気仙沼で無農薬栽培・収穫された真菰の草は、まずビニールハウスでじっくりと乾燥され、小さなチップ状に加工されて工場へと届けられます。

工場では、そのチップ状の真菰の草を徹底的に洗浄した後、特許を取得している独自の技術で発酵させ、マコモ菌を誕生させます。 この発酵工程こそが、社内で「蘇生(そせい)」と呼ばれる最も重要な工程です。蘇生を終えた真菰は、天日干しでじっくりと乾燥させ、細かく粉砕して粉末状に仕上げられます。

衛生管理へのこだわりも、並々ならぬものがあります。菅原氏はこう語ります。

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いくら素材が気仙沼の無農薬栽培の真菰であっても、工場での製造時に異物が混入してしまえば元も子もありません。愛用者様が毎日安心して飲んでくださるよう、工場の作業時は髪の毛1本すら絶対に出ないよう、衛生管理を徹底しています。私自身にも家族がいます。常に『この主原料を、自分の家族にも自信を持って飲ませることができるか?』という厳しい基準を胸に、日々の作業に向き合っています。

6-2. 「我が子と同じように育てている」菅原工場長インタビュー

マコモ菌を誕生させる「蘇生」の工程において、菅原氏が最もこだわっているのは、実は「技術」ではないといいます。

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発酵の工程は非常に繊細です。その日の天気、気温、湿度などを五感で感じ取り、微妙に工程を調整する熟練の職人技術が求められます。しかし、技術以上に大切なのは『マコモ菌を大切に育てる』という心なんです。
温度や湿度をチェックする菅原工場長

菅原氏はこんなエピソードを教えてくれました。

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植物にクラシック音楽を聴かせると成長が促進されるという話がありますよね。マコモ菌も同じだと思っています。育てる人間の『想い』が確実に伝わると。ですから、作業中はまるで自分の子供を育てるように、マコモ菌に優しく話しかけながら作業をすることもあるんですよ。

「マコモ菌は我が子と同じ」——菅原氏のこの言葉には、単なる製造者としての誇りを超えた、深い愛情が込められています。最後に、この工場で手塩にかけて育てられたマコモ菌を、普段から愛用している方への想いをうかがうと、こう締めくくってくれました。

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世の中に、サプリメントはたくさんありますが、何十年も安心して飲み続けることができるサプリメントは、あまり多くないと思います。発酵によって生成された『マコモ菌』には、100年の歴史と、私たちの愛情がぎゅっと詰まっています。現在も多くの方に愛用いただいており、愛用者さまの中には、70年以上の方もいらっしゃいます。どうかまずは難しく考えず、安心して毎日の習慣にしていただければと思います。皆様の健やかな毎日のために。ご家族のみんなで飲んでいただければ嬉しいです。

7. 毎日手軽に「マコモ菌」を摂り入れるなら、どのようにすればよいのか?

マコモ菌を食事のように摂取するイメージ図

ここまで、マコモ菌の歴史から科学的な腸活メカニズム、そして職人たちの情熱に至るまでをご紹介してきました。マコモ菌が、私たちの毎日の健康にとってどれほど心強い味方であるか、お分かりいただけたかと思います。 では最後に、「実際にどうやってマコモ菌を日常に取り入れるか」という、最も現実的な疑問にお答えします。

7-1. 持ち歩くマコモ菌。発酵マコモ粒という選択。

発酵マコモ粒のパッケージと、中身の錠剤の様子。無農薬で作られた真菰を粒状にしたもので、手軽に飲むことができる希少な商品。

菅原工場長をはじめとする気仙沼の職人たちが丹精込めて生成している「マコモ菌」。この菌を、毎日の生活の中で手軽に取り入れる方法として生まれたのが、「発酵マコモ粒」です。発酵マコモ粒には、気仙沼の工場で丁寧に生成された「マコモ菌(Bacillus subtilis ON-1)」がたっぷりと配合されています。

まるでマコモ茶を飲むように、仕事中に発酵マコモ粒を食べる女性の様子

粒状に加工されているため、水さえあればサッと飲める手軽さが特長です。カバンやポーチに入れて持ち歩けるので、自宅だけでなく、職場でも外出先でも、いつもと変わらない腸活習慣を途切れさせません。「続けること」が健康習慣の何より大切な条件であるとするならば、この「手軽さ」こそが、発酵マコモ粒の最大の強みといえるかもしれません。

7-2. マコモ菌と一緒に活躍する乳酸菌

発酵マコモ粒の容器から出てくるマコモ菌と乳酸菌

発酵マコモ粒には、マコモ菌に加えて、4種の乳酸菌も配合されています。主に小腸で働き、腸内を酸性に保つ環境づくりをサポートする「ストレプトコッカス・フェカリス」と「ラクトバチルス・アシドフィルス」。そして大腸で働き、短鎖脂肪酸などを生み出す「ビフィドバクテリウム・ロンガム」と「ビフィドバクテリウム・ビフィダム」。

腸内の土台作りをするマコモ菌たち

腸の入り口から奥まで、それぞれの場所で役割を担うこれらの善玉菌が、マコモ菌とともに腸内環境のバランスを多方面からサポートしてくれます。「土壌を整えるマコモ菌」と「その土壌で活躍する乳酸菌」——この組み合わせが、発酵マコモ粒の腸活としての大きな特長のひとつです。

8. まとめ

いかがでしたでしょうか。真菰は古事記や日本書紀の時代から神事に用いられ、出雲大社などでも神聖な植物として大切にされてきた歴史があります。古来の人々は、真菰を取り入れたときの実感や、水質を浄化する働きを目にして、「神様からの贈り物」として語り継いできました。当時は成分を分析するような科学技術がなかったため、その力が神秘的なものとして受け継がれてきたのは、自然なことだったといえます。

しかし現代では、その「不思議な力」の正体が、単なるスピリチュアルなものではなく、真菰に含まれる豊富な食物繊維と、マコモ菌(Bacillus subtilis ON-1)がもたらす発酵のチカラであることが、少しずつ明らかになってきています。

何千年もの時を超えて受け継がれてきた真菰の歴史と、100年の歴史を持つマコモ菌の発酵技術。その両方が詰まった存在を、ぜひ一度、毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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