マコモ茶とは

マコモ茶の効果・効能とは?知っておきたい成分と、栄養を効率よく取り入れる選び方

最近、日々のスッキリとした習慣や、内側からの健康維持に関心を持つ方々の間で、古来より重宝されてきたスーパーフード「真菰(まこも)」が注目を集めています。その中で、手軽に始められそうな「マコモ茶」の効果や効能について、今まさに詳しく調べているのではないでしょうか。

確かに真菰には、豊富な食物繊維や植物特有の有用成分など、私たちのからだを整えてくれる素晴らしい成分がたっぷりと含まれています。

一般的な「お茶としてお湯で煮出す」方法は、香ばしい風味を楽しみながら、リラックスタイムに水分補給をするのに最適な方法です。一方で、真菰に含まれる栄養素の中には「お湯に溶けにくい成分」も存在するため、お茶として飲むだけでは茶殻に成分の一部が残ってしまうという側面もあります。

本記事では、マコモ茶に期待できる具体的な効果・効能を分かりやすく解説するとともに、真菰の栄養を余すことなく、手間なく取り入れるための「効率的な選択肢」について深掘りしてお伝えします。

目次

1. マコモ茶とは?注目のスーパーフード「真菰」の基本知識

近年、健康や自然への関心が高まる中で、「マコモ茶」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

マコモ茶とは、イネ科の植物「真菰(まこも)」の葉や茎を乾燥・焙煎し、お湯で煎じて飲むお茶のことです。近年では、真菰の葉を微粉末にしてお湯に溶かして飲むタイプ(全草摂取)も登場しています。緑茶や麦茶のように日常的に取り入れられる飲み物でありながら、その原料となる真菰には、現代科学が注目する多彩な有用成分が詰まっています。

このページでは、マコモ茶を初めて知った方にもわかりやすく、真菰という植物の基本的な特徴と、なぜ今これほど多くの健康志向の方々に選ばれているのかをご紹介します。

1-1. イネ科の植物「マコモ」の栄養価と特徴

無農薬で育てられたイネ科の植物の真菰。高さは、2メートルを超えている。

真菰(学名:Zizania latifolia)は、イネ科マコモ属に分類される水生植物です。日本をはじめ東アジアの水辺に自生し、草丈は2メートルを超えることもある力強い植物です。現代では葉や茎を乾燥・加工したものが、マコモ茶や粉末として流通しています。その栄養成分の幅広さが、健康志向の方々から支持される大きな理由です。

【真菰の栄養成分について】
・ケイ素(シリカ)
真菰は水辺の土壌から豊富なミネラルを吸収して育ちます。なかでもケイ素はコラーゲンやヒアルロン酸と結びついて健康維持に関わるとされ、毎日のスッキリとしたリズムや、内側からのクリアな環境づくりをサポートする成分としても注目されています。
・圧倒的な食物繊維
マコモ粉末には、100gあたり62.2gもの食物繊維が含まれています。これは食物繊維が豊富な抹茶(同39g)と比較しても約1.6倍に相当します。
・有用成分
(ファイトケミカル)
真菰の草に含まれるトリテルペン類(アルンドインやシリンドリン等)は、植物が厳しい自然環境から自らを守るために作り出す特有の成分です。現代の忙しい毎日において、私たちが本来持っている『ディフェンス力』をサポートし、からだのトラブルに負けない健やかな環境づくりに役立つ成分として、多くの研究データが集まっています。
・クロロフィル
(葉緑素)
「緑の血液」とも称される成分です。分子構造がヒトのヘモグロビンと似ていることから、「カラダのめぐり」を整えて、くすみのないイキイキとした毎日を保ちたい方に嬉しい成分として知られています(※2)。

 

1-2. なぜ今、マコモが健康志向の方に選ばれているのか?

真菰があらためて注目されている背景には、単なる「栄養価の高さ」だけではない、いくつかの複合的な理由があります。

1. 自然の力をそのまま取り入れる価値観

化学的に合成された成分ではなく、農薬や化学肥料に頼らない自然環境で育った植物の力をそのまま取り入れたいと考える、自然派志向の方にとって理想的な選択肢となっています。

自然派志向の方が好む、無農薬の食事。

2.  世界が注目する「マコモ属」の系譜

北米原産の近縁種「ワイルドライス」は、グルテンフリーのスーパーフードとして欧米の健康層から絶大な支持を集めています。同じマコモ属として、真菰もまた世界的な文脈の中で科学的に見直されています。

マコモ属のワイルドライスは、海外の健康志向の方にも人気がある。

3.  女性の身体をサポートする成分バランス

ケイ素・食物繊維・クロロフィルなど、現代の女性が意識しやすい「内側からのケア」に関わる成分が豊富です。毎日のルーティンに組み込みやすい点も、忙しい現代人に選ばれる理由です。

マコモ茶で、体内のケアをしている女性

4. 古代から続く「神宿る草」としての歴史

日本において真菰は、古来より神事(出雲大社の涼殿祭など)で場を浄化する神聖な植物として大切に扱われてきました。この長い歴史が、初めて手にする方への「安心感」に繋がっています。

出雲大社の涼殿祭で、宮司の歩く前に敷かれた真菰の草。

2. マコモ茶に期待できる3つの効果・効能

真菰の葉をお湯で煎じたマコモ茶と、真菰の粉末をお湯で溶かしたマコモ茶

ここからは、マコモ茶を飲むことで期待される具体的な健康上のサポートについてご紹介します。

なお、マコモ茶には 「葉や茎をお湯で煎じて飲む(抽出)」方法と、「粉末をお湯に溶かして飲む(全草摂取)」方法の2種類があります。どちらの方法を選ぶかによって、体内に届く成分の種類と量が大きく変わるため、この違いを理解することが非常に重要です。

2-1. 食物繊維による内側からのスッキリ習慣

真菰の食物繊維が、腸まで届く様子。食物繊維は、腸内環境を整える手助けをします。

マコモ茶のなかでも特に 粉末タイプで期待できる、最もわかりやすい変化のひとつが「腸への働きかけ」です。マコモには不溶性と水溶性、両方の食物繊維が含まれています。特に不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増やし、腸の動きを促すとともに、腸内の余分なものを絡め取って体外へ運び出す働き(スカベンジャー作用)を持ちます。また、これらの食物繊維は腸内の善玉菌のエサ(プレバイオティクス)となり、腸内環境を整える手助けをします(※3)。

【注意点】 不溶性食物繊維はお湯に溶けません。お茶として煎じるだけでは茶殻に残ってしまうため、このスッキリ習慣を実感するには粉末をまるごと飲む方法が適しています。

2-2. トリテルペンなどの有用成分がもたらすサポート

食物繊維と並んで注目したいのが、「トリテルペン類」などの植物性の有用成分です。

【真菰の有効成分について】
・トリテルペン類
(アルンドイン・
フェルネノールなど)
植物が厳しい自然環境から自らを守るために作り出す特有の成分です。私たちが本来持っている「ディフェンス力(守る力)」をサポートし、からだのトラブルに負けない健やかな身体づくりに役立つ成分として研究されています(※1)(※4)。
・フラボノイド
(トリシン)
太陽からの刺激が気になる季節の美容サポート(※5)や、環境の変化などに特に敏感な方のコンディションを維持する成分として注目されています(※3)。

【注意点】 トリテルペン類やクロロフィルは脂溶性(水に溶けにくい性質)の成分です。そのため、お湯で煎じるだけでは有用成分の多くが抽出されず、茶殻に残ってしまいます。成分の恩恵を余すことなく受け取るには、やはり植物全体をまるごと取り入れる必要があります。

2-3. ノンカフェインで就寝前や妊婦さんでも安心

就寝前にノンカフェインのマコモ茶を飲む女性。

マコモ茶のもうひとつの大きな特徴が、カフェインを一切含まない 「完全ノンカフェイン」であることです。緑茶やコーヒーに含まれるカフェインは、夜に摂取すると睡眠の質を下げたり、鉄分やカルシウムの吸収を妨げたりすることがあります。その点、マコモ茶は神経を刺激せず、以下のような方でも安心して毎日の水分補給に取り入れられます。

【ノンカフェインのマコモ茶】
・就寝前のリラックスタイムに
体が温まり、自然な入眠をサポートします。
・妊娠中・授乳中の方に
デリケートな時期でも、リスクを心配せずにミネラルを補えます。
・子どもやご高齢の方に
胃腸への刺激を気にせず、家族全員で飲むことができます。

2-4. 【知っておきたい疑問】副作用はある?好転反応とは?

マコモ茶や発酵マコモ粒を飲み始めようとするとき、「副作用はないの?」「好転反応って何?」という疑問を持つ方は少なくありません。このページでは、その疑問に正直にお答えします。

マコモ茶で、お腹の調子が悪くなる女性。

まずは少量から。食物繊維による「お腹のゆるみ」

マコモ茶やマコモ粉末は自然の植物(食品)であるため、医薬品のような副作用はありません。ただし、マコモには食物繊維が非常に豊富に含まれているため、飲み始めの時期はお腹がゆるくなったり、腸内環境の変化を感じたりすることがあります。まずはご自身の体調に合わせて、飲む量や濃さを調整しながらスタートすることをおすすめします。

イネ科アレルギーの方は事前確認を

真菰(まこも)はイネ科の植物です。そのため、カモガヤなど「イネ科の花粉症」をお持ちの方や、メロンやスイカを食べたときに口がイガイガする「口腔アレルギー症候群(OAS)」の経験がある方は、稀にアレルギー反応(かゆみや違和感など)が出る可能性があります。該当する方は、摂取前にかかりつけの医師にご相談されることをお勧めします。

厚生労働省の建物の入り口の写真

「好転反応」には科学的根拠がありません

健康食品の世界では、摂取後の体調不良を「好転反応(体が良い方向に向かっている証拠)」と説明する説が話題になることがあります。しかし、厚生労働省は啓発資料の中で「好転反応に科学的根拠はない」と明記しており、注意喚起を行っています。

食品を摂取して体調が悪くなることを「好転反応」と呼んで摂取継続を勧めることは、医学的にも法定的にも認められていません。摂取後に体調の悪化や不調を感じた場合は、「好転反応だ」と自己判断して無理に飲み続けず、一旦ストップして医療機関に相談するのが、安全に長く続けるための大原則です。

【出典一覧】
※1:Medicinal Plants and Isolated Molecules Demonstrating Immunomodulation Activity as Potential Alternative Therapies for Viral Diseases Including COVID-19(PMC・査読論文) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8155592/
※2:Morphological Characteristics, Nutrients, and Bioactive Compounds of Zizania latifolia, and Health Benefits of Its Seeds(MDPI・査読論文) https://www.mdpi.com/1420-3049/23/7/1561
※3:Tricin-enriched Zizania latifolia ameliorates non-alcoholic fatty liver disease through AMPK-dependent pathways(PMC・査読論文) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10581963/
※4:DNA Fingerprint Profile of Zizania spp. Plant, Monitoring Its Leaves with Screening of Their Biological Activity: Antimicrobial, Antioxidant and Cytotoxicity(PMC・査読論文) https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12387382/
※5:Molecules, Volume 25, Issue 9(MDPI・査読論文) https://www.mdpi.com/1420-3049/25/9

3. マコモ茶の魅力をさらに引き出す「飲み方」の使い分け

マコモ茶の成分を分析している研究員

マコモ茶に含まれる有用成分について、ここまでご紹介してきました。市販されているマコモ茶を上手に生活に取り入れるためには、「どう飲むか(抽出か、丸ごと摂取か)」という目的別の使い分けを知っておくことが非常に重要です。

3-1. 香ばしさとリラックス効果を楽しむ「お湯で煎じる」スタイル

乾燥させた真菰の葉や茎を急須に入れ、お湯で煮出している様子

マコモ茶と聞いて多くの方がイメージするのは、乾燥させた真菰の葉や茎をお湯で煮出して飲むスタイルです。ティーバッグタイプや刻み茶タイプのマコモ茶は、使い慣れた麦茶や番茶と同じ感覚で手軽に取り入れられます。

焙煎した香ばしい風味は飲みやすく、お湯に溶け出した水溶性のミネラルやビタミンを手軽に補給できるのが大きな魅力です。ホッと一息つきたい時の「毎日続けるお茶」として、素晴らしい選択肢です。

3-2. 知っておきたい「お湯に溶ける成分」と「溶けない成分」

お茶を煮出すという行為は、植物の成分をお湯の中に溶け出させる(抽出する)ことで飲める状態にするものです。この方法で抽出できるのは、基本的に水溶性の成分のみです。前のセクションでご紹介したマコモの有用成分を、水への溶けやすさで分類すると、次のようになります。

【マコモ茶に含まれる成分】
水に溶けやすい成分
一部のミネラル、水溶性ビタミン(葉酸など)、一部のフラボノイド類
これらはお湯への抽出がある程度期待できます。
水に溶けにくい・溶けない成分
不溶性食物繊維、トリテルペン類(アルンドインシリンドリンフェルネノールなど)、クロロフィル(葉緑素)
これらは脂溶性または不溶性の成分であるため、どれだけ長く煮出しても、お湯にはほとんど溶け出しません(※1)(※4)。

特に注目される不溶性食物繊維やトリテルペン類は、どれだけ長く煮出してもお湯には溶け出しにくいため、大半が茶殻の中に残ってしまいます。つまり、「食物繊維などをしっかり摂りたい」という目的がある場合、煎じるマコモ茶だけでは、真菰が持つ本来のポテンシャルを一部逃してしまっている可能性があるのです。

4. マコモの不溶性成分も余すことなく摂る「全草摂取」という選択

真菰の草を丸ごと食べている様子

では、マコモ茶の良さを活かしつつ、茶殻に残ってしまう有用成分までしっかりからだに届けるにはどうすればよいのでしょうか。その答えが、真菰の葉をそのまま微粉末にして丸ごと飲む「全草摂取(ぜんそうせっしゅ)」という方法です。

4-1. 煎茶と抹茶の違いに似ている?粉砕することで得られる圧倒的な栄養価

このイメージをつかむのに、わかりやすいたとえがあります。

緑茶の「煎茶」と「抹茶」の違いです。煎茶は茶葉にお湯を注ぎ、溶け出した液体だけを飲みます。一方、抹茶は茶葉を石臼で微粉末にして、そのままお湯に分散させて飲みます。

抹茶と煎茶を比較した様子

同じ茶葉から作られているにもかかわらず、抹茶は茶葉そのものを丸ごと飲んでいるため、水には溶けない不溶性食物繊維、脂溶性のビタミンE、β-カロテン、クロロフィルなどもすべて体に届きます。文部科学省の食品成分データベース(日本食品標準成分表)では、煎茶の「浸出液」における食物繊維・ビタミンEの含有量はほぼゼロとして記載されています。煎茶を飲んでいる限り、茶葉に含まれるこれらの成分は茶殻に残ったまま廃棄されているのです。抹茶がこれらの成分において圧倒的な優位性を持つのは、栽培方法の違いだけでなく、「液体だけ飲むか、植物ごと丸ごと飲むか」という摂取形態の根本的な違いによるものです。

マコモ茶でも、まったく同じことが言えます。真菰の葉を微粉末にした粉末タイプをお湯に溶かして飲む方法は、まさに「マコモの抹茶版」。煎じて飲む方法では茶殻に残ってしまう成分も含めて、真菰という植物が持つすべての栄養を体に届けることができます。

4-2. 水溶性成分と不溶性成分(食物繊維など)の吸収率の違い

真菰の成分は、水溶性のものと不溶性のものがある

真菰に含まれる成分は、その性質によって「水に溶けるもの」と「溶けないもの」に分かれます。

この違いが、煎じる方法と粉末丸ごと摂取の差を生み出しています。

【水に溶ける成分と、溶けない成分】
・水溶性成分
水やお湯に溶ける性質を持ち、煎じる方法でもある程度の抽出が期待できます。一部のミネラルや水溶性ビタミン、フラボノイドの一部がこれに該当します。
・不溶性・脂溶性成分
水やお湯には溶けないため、煎じるだけでは体に届きません。マコモの特徴的な有用成分——トリテルペン類・不溶性食物繊維・クロロフィル——はこちらに分類されます(※1)(※2)(※4)。

食物繊維は特に重要です。マコモ粉末に含まれる62.2g(日本食品分析センター分析試験による)はほぼ全量が不溶性食物繊維であり、腸のスッキリ習慣を求めてマコモ茶を選んでいる方にとって、煎じるだけでは目的の成分がほとんど摂れていない可能性があります(※3)。煎じるタイプは手軽さと風味を楽しむお茶として、粉末タイプは有用成分をしっかり体に届けることを目的とした飲み方として、目的に合わせて使い分けることが理にかなっています。

4-3. お茶の「抽出」と、葉を粉砕する「全体食」の比較表

 

【お湯出しと、全部飲みの比較】
一般的なマコモ茶 (お湯出し)
・水溶性成分
(一部のビタミン等)
○ 抽出される
・不溶性成分
(食物繊維など)
△ 多くが茶葉に残る
・特徴
(おすすめの方)
風味を楽しみながら水分・ミネラル補給をしてリラックスしたい方。
マコモ粉末 (全草摂取)
・水溶性成分
(一部のビタミン等)
◎ そのまま摂取可能
・不溶性成分
(食物繊維など)
◎ すべて摂取可能
・特徴
(おすすめの方)
真菰本来の成分(食物繊維など)を余すことなくしっかり摂り入れたい方。

上の比較表でご確認いただけるように、煎じるタイプと粉末タイプでは、それぞれに良さがあります。「お茶の風味を楽しみたい」場合は煎じるタイプを。「食物繊維などの有用成分をしっかりからだに届けたい」方には、葉をまるごと粉砕した粉末タイプをお湯や水に溶かして飲む「全草摂取」の方法を、上位互換の選択肢としておすすめします。

5. 真菰をまるごと摂取できる「マコモ粉末」の正しい選び方

様々な種類のマコモ粉末の様子

マコモの有用成分を余すことなく体に届けるには、粉末をまるごと飲む方法が最適であることをご説明してきました。しかし、ひとくちに「マコモ粉末」と言っても、その品質や製法は製品によって大きく異なります。毎日続けるものだからこそ、何を基準に選ぶべきかを知っておくことが大切です。

5-1. 毎日飲むからこそ重要視したい「無農薬」などの栽培環境

マコモ粉末は、真菰の葉や茎をまるごと粉末にしたものです。つまり、植物そのものを丸ごと口にする飲み物である以上、その原料がどのような環境で育てられたかが、品質に直結します。

真菰の田んぼで、農薬を散布している様子

丸ごと摂取の「リスク」への配慮

農薬や化学肥料を使って栽培された真菰の場合、それらの残留物が粉末の中にそのまま残る可能性があります。「丸ごと摂取」の強みが、裏を返せばそのままリスクにもなりうるのです。毎日継続して飲むからこそ、無農薬・無化学肥料であることは最重要ポイントです。

自然豊かな環境の水と土の様子

ミネラルを左右する「水と土壌」

真菰はその土地の水と土壌のミネラルをそのまま吸い上げる植物です。「無農薬かどうか」だけでなく、「どこで、どんな水と土で育てられたか」まで確認できる製品を選ぶことが、より本質的な選び方と言えます。

5-2. 粉末にも種類がある?「ただの粉末」と「発酵粉末(マコモ菌)」の違い

マコモ粉末には、大きく分けて2種類があります。

【2種類あるマコモ粉末とは】
1. 乾燥粉末
(ただの粉末)
収穫した真菰を乾燥・粉砕したシンプルな製品。手軽な反面、品質のばらつきが生じやすい傾向があります。
2. 発酵粉末
(マコモ菌入り)
乾燥・洗浄した真菰に独自の発酵技術を施し、「マコモ菌」を生成させたもの。

ここで注意したいのは、マコモ菌は自然に生えている真菰にもともと存在するものではないという点です。特定の製造技術による発酵工程を経て初めて生成される菌であり、製造する会社・技術によってその品質は大きく異なります。マコモ菌の働きも同時に取り入れたい方には、製造背景が明確な発酵粉末をおすすめします。

(※マコモ菌は、学術名で、Bacillus subtillis ON-1 です)

6. マコモ粉末をさらに進化させた「発酵マコモ粒」という新しい選択肢

発酵マコモ粒のパッケージと、中身の錠剤の様子。無農薬で作られた真菰を粒状にしたもので、手軽に飲むことができる唯一の商品。

ここまでご紹介してきた「全草まるごと摂取」、「無農薬栽培」、「信頼できる発酵技術」という3つの条件を満たし、さらに毎日の習慣にしやすい形に進化させた製品が、「発酵マコモ粒」です。

6-1. まさに持ち歩くマコモ茶。発酵粉末を「粒状」にしたこれまでにない手軽さ

まるでマコモ茶を飲むように、仕事中に発酵マコモ粒を食べる女性の様子

粒状に進化したマコモ茶で毎日のメンテナンスを

粉末タイプには「お湯や水に溶かす手間が必要」という課題がありました。発酵マコモ粒は、発酵マコモ粉末を「粒状(タブレット状)」に成形することで、水なし、あるいは少量の水で手軽に飲める形に仕上げています。

自宅の朝、職場のデスク、旅行先のバッグの中など、どこにいても「マコモをまるごと摂る」習慣を途切れさせません。粉末を溶かす手間ゼロで、有用成分はしっかり丸ごと摂取できる。この「手軽さと栄養価の両立」が最大の魅力です。

6-2. 気仙沼の自然が育む無農薬真菰(栽培責任者・佐々木氏のこだわり)

宮城県気仙沼市で、真菰を栽培している栽培責任者・佐々木氏

発酵マコモ粒の主原料は、宮城県気仙沼市の豊かな自然の中で育てられています。

真菰栽培歴40年以上、全国から見学者が訪れる栽培のスペシャリスト・佐々木昭夫氏に、そのこだわりを伺いました。

気仙沼は、「真菰の理想郷」と聞きました。なぜでしょうか?

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気仙沼は、リアス式海岸の地形です。リアス式海岸の地形は強風から農作物を守り、山の広葉樹が鹿や熊から田畑を守ってくれます。そして何より、森の恵みを含んだミネラル豊富な湧き水が素晴らしいんです。このミネラル豊富な水を吸い上げた真菰は、自生のものより太く、生命力にあふれた植物に育ってくれるんです。気仙沼は水産業で有名な街ですが、実は真菰栽培にとっても天国のような場所なんですよ。

農薬や化学肥料を一切使わず、すべて手作業で栽培されているんですよね?

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そうですね。農業の基本は土づくりからです。そのため化学肥料は一切使わず、通常の稲作の3〜4倍の堆肥のみを使用しています。また、土壌のメンテナンスのために、3年に一度は「田おこし」を行っています。そして、真菰の植栽時は、5〜10人がかりでロープを張り、一株ずつ手作業で植栽するという途方もない手間をかけています。

農薬を使わないと、害虫が発生しませんか?

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その通りです。だから、害虫対策にはトウガラシの「南蛮液」や「木酢液」など自然由来のものだけを使用しています。うちの真菰の田んぼには、オタマジャクシやカエルなど、たくさんの自然の命が共存する環境です。だからこそ、自然のバランスを壊す農薬などの強い薬は使っていません。

植栽後は、ある程度、手が離れるのでしょうか?

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そんなことはありません。農薬を使わないため、夏場は雑草との戦いです。雑草を除去したら、次の雑草がまた生えてくる。まさに雑草除去は、「無限ループの戦い」です。

6-3. 独自の「発酵技術」が引き出す力(菅原工場長が語る製造の裏側)

発酵真菰の製造工場の工場長、菅原氏

気仙沼から届いた真菰は、約100年の歴史を持つ株式会社リバーヴの工場へと運ばれます。

製造部「蘇生係」工場長・菅原正浩氏に、その門外不出の製法を伺いました。

発酵真菰は、今から約100年前に誕生したというのは、本当ですか?

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そうですね。発酵真菰は、創始者・小野寺廣志が、ハンターに撃たれた白鳥が真菰を傷口に塗り、その後、傷が回復して飛び立つ姿を目撃したのがすべての始まりです。そして小野寺廣志は、2,700種類以上の植物の研究の末に「マコモ菌」の製造方法を発見しました。現在も私たちがその製法を受け継いでいます。

「マコモ菌」は、真菰の葉に生息しているんですよね?

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違います。実は多くの方が勘違いされていますが、「マコモ菌」はこの工場で独自に発酵させる過程で初めて生成される菌なのです。 製法の特許を取得している特殊な技術で発酵させ、「マコモ菌」を誕生させる工程は、新しい命が誕生するような工程です。そのため、私たちはこの工程を『蘇生』と呼んでいます。

製造において、特に意識していることはありますか?

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発酵には職人の五感と、『マコモ菌を大切に育てる』という心が不可欠です。自分の子供を育てるように、優しく話しかけながら作業することもあります。また、髪の毛1本すら許さない徹底した衛生管理のもと、『自分の家族にも自信を持って飲ませられるのか?』という厳しい基準で日々の作業に向き合っています。

7. 【まとめ】マコモ茶の恩恵をライフスタイルに合わせて選ぶ

真菰(まこも)は、現代人が注目する多彩な有用成分を豊富に含み、健康志向の方を中心に広く選ばれています。手軽な水分補給やリラックス目的であれば、お湯で煎じる一般的なマコモ茶がぴったりです。一方で、真菰の持つ食物繊維などの力を余すことなく受け取りたい方には、真菰をまるごと粉末にして飲む「全草摂取」が最善の選択となります。

 

その全草摂取を、より確かな品質で、さらに忙しい毎日でも「清潔に・手間なく」続けられる形として生まれたのが、「発酵マコモ粒」です。気仙沼の豊かな自然が育んだ無農薬栽培の真菰を、約100年の歴史を持つ独自の発酵技術で加工。「全草摂取」「無農薬」「発酵」そして「持ち歩ける手軽さ」をすべて兼ね備えた新しい選択肢です。

 

難しく考えず、まずはご自身のライフスタイルに合った取り入れ方で。真菰が持つ本来の力を、どうぞ毎日の健やかな習慣にお役立てください。

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